8/2~元金融機関勤務プロトレーダーMASA式投資環境レポート!今週の注目ポイントはこれだ!
🌟 先週は中国株の下落が顕著
先週の株式相場は新型コロナ感染拡大が懸念されるなか総じて軟調な展開でした。なかでも中国の産業規制強化を背景に中国株が下げ、新興国株の下落が目立ちました。
米FOMCはほぼ予想通り無風となるなか米長期金利は低下基調となり、為替市場では米ドルが軟調でした。
注目された米FOMCは金融政策正常化議論の進捗が示唆されるも、議論を慎重に進める方針が示されました。
一方、中国では産業規制強化がハイテク関連から教育産業に拡大し、中国株は一段と不安定になっています。
🔽上海総合指数週足
ヘッド&ショルダーの形状をしている。
これは、売りシグナルとなる。
🔽ドル円大爆益!
🌟8月下旬の米ジャクソンホール会合が焦点
引き続き市場の関心は米金融政策の正常化であり、量的緩和縮小の開始時期が注目されます。年内のFOMCで方針が決定されるとの見方が多く、8月下旬の米ジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言が大きく影響しそうです。
🌟 7月の米雇用統計や米景気指数に注目
今週は7月6日の米雇用統計やISM景気指数が注目されます。
失業保険追加給付打ち切りにより労働参加率が上昇し米雇用者数は大幅増が見込まれています。非農業部門雇用者数前月差の市場予想、+90.0万人を上回るか注目です。
ISMサービス業景気指数はデルタ株感染拡大による悪化がみられるか注目です。
※三菱UFJ国際投信より引用
🌟 日経平均株価は2週連続で下落
先週の日経平均株価は週間で1.0%下落しました。
中国当局によるインターネット企業への規制強化で軟調だった中国株の影響に加え、国内での新型コロナ感染拡大に伴う景気回復の後ずれが嫌気されました。
日経平均は週末にかけ27,000円台前半まで下落し、今年1月以来の安値となりました。他方、2021年度4-6月期決算発表が本格化するなか、TOPIX構成企業の3割強が公表を終えました(図3)。日経平均は上値を切り下げる展開が続いてますが、全業種が事前予想を上回る好決算となっています。今週には4日にソニーグループやトヨタ自動車、ソフトバンク、5日に任天堂など大企業の決算が控えます。
🔽任天堂(7974)日足
ダブルトップの形状から下落し、トレンドラインを下抜けしている。
下降トレンド入りを示唆している。
※三菱UFJ国際投信より引用
🌟BOEの景気・物価見通しに注目
BOE(英国中銀)は5日、MPC(金融政策委員会)結果及び四半期金融政策報告を公表予定。金融政策は据置きが見込まれ、新型コロナ感染抑制のための行動制限が全面解除される中、金融政策報告で示される最新の成長率・物価見通しや、資産買入策の8月以降の週次買入ペースが注目されます。
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