オミクロン株に対する過度な悲観は後退!株価指数のチャートばかり見ていた過去から卒業して、各国中銀の政策対応を注目!12/13~元金融機関勤務プロトレーダーMASA式マーケットウィークリー!

↓こちらからポチっとクリックして応援よろしくお願いします!

にほんブログ村 投資ブログへ
にほんブログ村

f:id:masaprediction:20211213143914p:plain

🌟 今週の主要経済指標と政治スケジュール

f:id:masaprediction:20211213143753p:plain

■ オミクロン株に対する過度な悲観は後退
先週の金融市場は株高・金利上昇・円安となりリスク志向が改善しました。リスク回避の源である新型コロナ・オミクロン株の重症化リスクが高くないとの報告や、既存ワクチンの効果が確認された事で、過度な警戒感が後退しました。ただし、市場参加者の様子見姿勢は依然強く、更なる詳細な情報待ちの状況です。今週もオミクロン株を巡る報道に神経質な展開が続きそうです。
■ FOMCでテーパリング加速決定の見込み
14-15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、テーパリング(資産購入の段階的縮小)の加速、ドットチャート中央値による2022年の利上げ予想回数増、インフレ見通しの上方修正、が予想されます。11月30日の議会証言でパウエルFRB(連邦準備理事会)議長は物価上昇は「一時的」という従来の見解を撤回し、金融引き締め強化への転換を示しており、市場は既にFRBのタカ派化を織り込んでいると考えられます。オミクロン株に対する配慮が、どのように影響するか注目されます。
■ 今週は各国中銀の政策会合が目白押し
オミクロン株への警戒が強まる中、今週の各国中銀の政策決定会合が注目されます。日銀(16-17日)は新型コロナ対応策が継続されるかどうか、欧州中銀(16日)はパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を2022年3月に終了しその後の補完的政策に注目。英国中銀(16日)は利上げ見送りの見通し。ノルウェー、メキシコ中銀(16日)、ロシア中銀(17日)は追加利上げ、一方、トルコ中銀(16日)は追加利下げの予想です。

🌟日経平均株価について

先週の日経平均株価は週間で1.5%上昇しました。オミクロン株への警戒感が和らいだことで米株が反発し、国内市場も景気敏感株を中心に堅調でした。週末にかけては10日公表の米消費者物価を前に様子見となり、日経平均は軟調でした。

他方、今週は16-17日に日銀の政策決定会合が控えます。低インフレのもと金融政策の据え置きが予想されますが、焦点は来年3月末に終了する新型コロナ対応資金繰り特別プログラムの延長になりそうです。
同プログラムは①新型コロナ対応特別オペ(金融機関へのバックファイナンス)②CP・社債買入増額(残高上限20兆円)からなり、コロナ禍の企業金融を下支えました(図3)。オミクロン株の不確実性は残りますが、米国と同様にコロナ対応策を縮小するか注目です。

f:id:masaprediction:20211213144528p:plain

 

🌟米国株式について

■ S&P500は最高値更新。オミクロンを楽観視
先週のS&P500は前週比+3.8%、ワクチン接種完了したオミクロン株感染者の大半は軽症との米CDC(疾病予防対策センター)発表等、新たな変異株に関する楽観的な情報を好感し、ハイテク株が主導し再び高値更新を果たしました。

先週の経済指標は、米労働市場の抱える古くて新しい問題の深刻さを改めて示しました。新規失業保険申請件数は18.4万件と1969年来の低水準、10月求人件数も1,103.3万件と最高値に肉迫する高水準です。ところが10月離職率も2.8%とこれも歴史的高水準、医療関係など専門職中心に仕事を辞める人も多いのです。仕事(求人)は多く失業者も減るが、穴(専門職等)から水(雇用)が漏れバケツ(労働力プール)は満たされず、さながら穴の開いたバケツです。

そしてコロナ禍を経て、この穴は更に広がっています。物価上昇も深刻です。11月消費者物価上昇率は前月比+0.8%、市場予想同+0.7%を上回りました(図1)。物価に圧し掛かる3つの上昇圧力(①需要急増②ヒト・モノ不足③資源高)、②はやがて①を浸食、足元好調な景気をも蝕む恐れもあります。しかも先週は野党共和党が原油の戦略備蓄放出を阻む動きもあり、③が再燃する恐れもあります。

f:id:masaprediction:20211213145008p:plain


■ FOMCは物価高騰の警戒強め引締め強化へ
こうした緊張感の下、今週14-15日は今年最後のビッグイベント、FOMC(連邦公開市場委員会)が開催されます。
パウエルFRB(連邦準備理事会)議長は今FOMCに先立ち、物価高騰は一時的とは言えずと既に従来の見方を修正、声明文でも物価高騰への警戒を強める表現を使うでしょう。

これに伴い、金融政策も変更、引締めは強化されそうです。
まずは、加速の検討を表明した資産買入縮小(テーパリング※)。来年3月完了と早期に終了させるとみられます。
※11月以降、国債は月$800億から$100億、MBS(住宅ローン担保証券は月$400億から$50億、それぞれ毎月買入額を縮小。
第二に、政策金利見通し。市場参加者は現在、来年6月に利上げ開始し年内3回実施と、相当厳しい予想をしています。FOMCはこの市場の見立てに賛同し、手厳しいクリ
スマスプレゼントを市場に贈るのか?FOMCメンバーによる政策金利予想であるドットチャートに注目です(図2)。
もし流動性吸収に言及すれば、市場は驚愕するでしょう。物価高騰の本質を過剰なまでの流動性供給に求め、近い将来FRBのバランスシート縮小を示唆すれば、株安、実質金
利上昇を招くとみています(図3)。もっとも、年末は資金需要旺盛、FOMCは金融市場の安全運航を優先し、市場に優しいサンタクロースを演じるとみています。

f:id:masaprediction:20211213145233p:plain

f:id:masaprediction:20211213145427p:plain

🌟ユーロ・ポンドについて

域内の新型コロナ感染拡大に伴う景気下押しへの警戒が強まる中、今週16日には、ECB(欧州中央銀行)・BOE(英国中央銀行)・ノルウェー中央銀行・スイス中央銀行による
金融政策発表が予定され、その行方が注目されます。
ECBは今回会合で金融緩和策の出口戦略について包括的に討議予定。新型コロナ感染急拡大下の直近でもECB高官の発言は、2022年3月でのPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)終了を示唆。関心は、PEPP終了後の資産買入策の枠組みや利上げ時期の手掛かりとなる2024年の物価見通しに集まっています。ラガルドECB総裁は依然足元のインフレ圧力は一時的との見解を維持しており、2024年の物価見通しは物価目標には及ばず、利上げ着手の可能性は未だ示されない見込みです。11月のPEPPとAPP(資産買入策)の買入額合計は890億ユーロに上り(図3)、足元でインフレ高進が続く一方、ECBが中期的なインフレ圧力の抑制を見込む中、APPの買入枠(現行:月額200億ユーロ)にどの程度の柔軟性を付与するか注目されます。
英国では新型コロナ感染急拡大に伴って行動制限が再導入され、感染状況を巡る不透明感の強さから、BOEによる12月利上げ観測は大きく後退し、利上げ着手は次回2022年2月会合に先送りされる見込みです。しかし、BOE高官は依然として足元のインフレ高進を強く懸念。先立つ14日に公表予定の10月雇用統計は、政府による雇用支援策終了後の労働市場の堅調な改善継続を示すと予想されます。BOEが早期利上げに踏切る可能性も拭えず、同国の10月賃金動向の行方にも注目が集まります。

f:id:masaprediction:20211213150059p:plain

 

🌟豪ドルについて

■ 豪中銀は強気の景気見通しを維持
7日の金融政策決定会合で、豪中銀は政策金利を0.10%に維持し、今後の政策運営の指針についても大きな変更はありませんでした。ロウ豪中銀総裁は来年2月半ばまで週40億豪ドルの債券購入を続け、その時点で見直すとしました。

また、量的緩和に関する決定は、マクロ経済目標に向けた進展、債券市場の機能、他の中央銀行の行動に基づくという従来の見解を示しました。経済については、景気はデルタ変異株拡大を受けた後退から回復しつつあるとの見解を維持し、オミクロン変異株は不確実性の新たな源だが景気回復を妨げる事はないとの見方を示しました。豪中銀の資産残高は拡大しており(図2)、保有する国債が2月中旬までに3,500億豪ドルに達し経済を大きく支えると指摘しています。豪中銀は米国より先の量的緩和終了を望んでいないものの、2月中旬から購入を削減し年央までには量的緩和を終了するとみています。

f:id:masaprediction:20211213150356p:plain

■ 豪ドルは底堅い動きへ
豪ドルは10月下旬以降下落局面が続いており、オミクロン株の感染拡大に伴う世界的なリスク回避の流れに加え、中国不動産市場の波乱リスクが上値を重くしています。

一方で、今後は金利正常化期待から豪州国債利回りの上昇が見込まれ、豪ドル下落に歯止めが掛かる可能性もあります(図3)。中国当局による不動産業界への締め付け緩和の兆しや、通貨先物市場における過去最大規模の豪ドル売り越しポジションの巻き戻しの可能性から、豪ドルの反発余地は大きいと考えられます。当面の豪ドル相場は、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)における今後のテーパリング(資産購入縮小)の方針や、その後の市場の反応に左右されるでしょう。

f:id:masaprediction:20211213151305p:plain

 

※三菱UFJ国際投信より引用

🌟株価指数ばかり見ていた過去から卒業して、ポンドドルをしっかりロングエントリーできたメンバーの方は利益おめでとうございます!

youtu.be

 

🌟LINE友だち追加をして、完全無料でFXリアルタイム実況中継をご覧ください!FEC手法でスイングトレードをマスター!

lin.ee

※FXリアルタイム実況中継にご参加で、なんと完全無料でプライスアクションまでもマスター!EURAUDユーロ豪ドル総獲得pipps1万1000pipps獲得したFEC手法で+プライスアクションでFXを完全攻略!

masaprediction.hatenablog.com

🌟EURAUDユーロ豪ドル総獲得pipps1万1000pipps利益確定成功!

画像

画像

 

🔽リアルタイム実況中継(MASA FXリアルタイム実況中継)

f:id:masaprediction:20211013092052p:plain

f:id:masaprediction:20211013091838p:plain

 

🌟選べるレバレッジコース!なんと1倍~!さらに、1通貨単位での取引が可能!
FX初心者🔰には松井証券MATSUI FXがオススメです!

f:id:masaprediction:20210917201953p:plain

f:id:masaprediction:20210917202033p:plain

🔽松井証券MATSUI FX新規登録はこちら!

松井証券FX

🌟TURJPYトルコリラ円のキャリートレードには、くりっく365がオススメです!

🔽くりっく365新規登録はこちら!

くりっく365

 

🌟LINE FXより売買シグナル通知機能リリース!

masaprediction.hatenablog.com

🔽LINE FX新規登録はこちら!

LINEFX04

🌟株価指数・商品先物の取引はくりっく株365がオススメです!取引手数料が業界最安!

f:id:masaprediction:20210929121421p:plain

🔽くりっく株365新規登録はこちら!

くりっく株365

🌟AIで相場を先読み!好パフォーマンスを継続中「FOLIO ROBO PRO」オススメです!

🔽新規登録はこちら!

FOLIO ROBO PRO

🌟プロが厳選したベンチャー企業に投資できる!
株式投資型クライドファンディングイークラウドオススメです!

🔽投資家登録(無料)はこちら!

イークラウド

 

🔽YouTubeチャンネル登録よろしくお願いいたします!

www.youtube.com

🔽Twitterフォローよろしくお願いいたします!

twitter.com

※ご注意事項

FXや株価・仮想通貨は預金と違って元本保証の金融商品ではありません。レバレッジがあり、大きな取引ができるリスクのあるものです。
したがって、売買指示、投資助言、損失補填にあたる行為は当方行いません。
取引に関しては、自己資金等を十分考慮しご自身の判断でご利用下さい。