今週はハイテク株企業の決算大注目！元金融機関勤務プロトレーダーMASA式マーケットウィークリー！

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🌟今週の主要経済指標と政治スケジュール

🌟日経平均株価について

先週の日経平均株価は週間で3.6%上昇しました。日米金利差拡大に伴う円安ドル高で輸出関連株買いが優勢だったほか、14日の衆院解散で政策期待が高まるなど、日経平均は堅調に推移しました。

他方、9月末の自民党総裁選時に比べ新政権への期待が後退するなど、TOPIXの予想PERは再び低下傾向にあります（図3）。

目先は衆院選（19日公示、31日投開票）を控え、再び日本株への期待が高まるか注目です。与野党支持率差は依然として開きがあるものの、与党で過半数議席確保を目指す岸田首相がコロナ対策等の経済対策や成長・分配戦略など具体的な政策を示せるかが焦点になりそうです。

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🌟米国株について

■ 好調な決算を受け、株価上昇
先週のS&P500は+1.8%と上昇。IMF（国際通貨基金）が2021年の米国経済成長率見通しを6.0%（7月：6.1%）に下方修正する等、景気減速懸念から株価は下落する局面もありましたが、金融大手バンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーらの相次ぐ好決算を受け、投資家心理が改善しました。また米10年国債利回りが一時1.5%台前半まで低下したことを受け、ハイテク株も好調でした。

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■ 9月FOMC議事録は概ねサプライズなし
インフレ高止まりへの警戒度合いは強まる先週公表された9月FOMC（連邦公開市場委員会）議事録では、米FRB（連邦準備理事会）が資産買入額の縮小（テーパリング）を11月半ばもしくは12月半ばに開始し、来年半ばに終了する可能性が高いことが判明。

一方、利上げについてはインフレ率の上昇だけでなく、完全雇用達成が必要条件とし、より厳格なハードルを設定しました。

内容は概ねサプライズなく、市場への影響は限定的でした。FRBは物価上昇が一時的との従来の見方は維持しつつも警戒感を強めていることを示唆。足元では、供給制約長期化／家賃価格上昇加速／コモディティ価格上昇といったインフレ圧力が噴出しており、FOMC参加者の「一時的」との見方も分かれています。

13日公表の9月消費者物価指数では、総合が前年比+5.4%（8月+5.3%）、コアが+4.0%（同+4.0%）と引続き高い伸びが確認されました（図1）。15日公表のNY連銀製造業指数は19.8と前月（34.3）から低下、長引く供給制約とそれに伴う価格上昇が製造業活動の回復に影を落としています。

他方、9月小売売上高は前月比+0.7%と堅調も消費者マインドは悪化しており（図2）、クリスマス商戦を前に、供給制約や物価上昇が消費を抑制するリスクには警戒しています。
他方、雇用環境の回復についても判断が二分しました。夏場の新型コロナデルタ株の感染拡大に伴い、労働参加率はコロナ禍の落ち込みから半分程度の回復に止まっています（図3）。

FOMC参加者の多くは、経済回復に伴い対面サービス等を中心に労働参加率や雇用率は復元するとしましたが、一部からは構造的変化からコロナ禍以前の水準には戻らないとの主張も見られました。労働需要が異常に高い状況下では賃金上昇圧力も強く、雇用のミスマッチング状態を解消できるかが焦点となっています。
■ 今週は地区連銀経済報告や米企業決算に注目
今週は地区連銀経済報告（20日）や各種住宅関連指標が公表予定。

ネットフリックス（19日）やIBM、テスラ（20日）等、7-9月期決算発表も目白押しです。

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🌟英国ポンドについて

13日に公表された英国8月推計GDPは前月比+0.4%と、再度増加(図3)。

8月に行動制限が全面解除されたことを受けて飲食業等が好調も、改善ペースは市場予想を小幅に下回りました。9月以降には、ガソリンスタンドでの燃料不足やエネルギー価格の急騰、供給制約の継続から回復ペースはより緩慢となることが予想されます。市場のBOE(英国中銀)による年内利上げ観測は不変も、コロナ危機の支援策も徐々に終了する中、同国の景気回復ペースを巡る不透明感は一段と高まっています。

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※三菱UFJ国際投信より引用

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