【EURAUDユーロ豪ドルサポート割れ実現！】10/5RBA豪州準備銀行金融政策決定会合レビュー！

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masaprediction.hatenablog.com

豪州準備銀行（RBA）は10月5日の理事会において、政策金利の据え置きと週40億豪ドルのペースでの国債買い入れの継続を決定しました（図1）。

RBA理事会の声明文での景気判断では、デルタ株拡大によって豪州景気は7-9月期に一時的な落ち込みが見込まれるものの、ワクチン接種率の上昇とそれに伴う行動制限緩和によって豪州景気の回復予想を維持しています。

RBAのメイン・シナリオでは「豪州景気は10-12月期にプラス成長となり、2022年後半にはデルタ株拡大以前の軌道に戻る」との予想が示されており、これは直近（2021年9月）時点の市場予想とも整合的です（図2）。

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豪州では9月以降もワクチン接種率の順調な上昇が進み、16歳以上人口に対する1回以上の接種率は10月5日時点で79.9％に到達しました（図3）。2回接種の比率も同時点で57.4％へ上昇し、豪州政府が行動制限緩和の目安とする70～80％の水準が視野に入りつつあります。

ワクチン接種で先行するニューサウスウェールズ（NSW）州（州都＝シドニー）では、10月11日より行動制限の段階的な緩和を開始し、早ければ10月25日にもNSW州内の移動自由化を含む一段の制限緩和がなされる見込みです（対象は主にワクチン接種完了者）。さらに、NSW州では、12月1日より接種未完了者も含めた大幅な行動制限の緩和に踏み切る方針を示しています。

NSW州の新規感染者数はワクチン接種の効果もあり、9月上旬をピークに減少傾向にあります（図4）。足元では、ビクトリア州で新規感染者数が増加傾向にあるものの、今後は感染抑制と経済活動再開の面でのNSW州の成功モデルが他の州にも広がるかに注目が集まりそうです。

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